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Japanische Klassiker mit Furigana

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かかこうしゅ

中国の怪談(二)

田中 貢太郎

Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme

Aozora Bunko

海石は文鎮を持ってその首を撃った。その音が缶を打つ音のようであった。海石はそこでその髪をひっつかんで、後脳のところを検べた。三四本の白髪が其処にあった。海石はそれを抜こうとした。女は頸を縮めて啼いて、

「此処を出て往きますから、どうか抜かないでください」

と言った。海石は怒って、

「汝はまだ悪い心がうせないのか」

と言って、その白髪を抜いた。白髪を抜くと同時に女は毛の黒い貍のような獣になった。一座の者はひどく駭いた。海石はその獣をつかまえて袖の中に納れ、次男の※(「女+息」、第4水準2-5-70)の方を向いて言った。

「あなたはひどく毒を受けていらっしゃる、背にかわったことがあるでしょう、見ましょう」

※(「女+息」、第4水準2-5-70)は羞かしがってどうしても肩ぬぎにならなかった。それを次男が強いてぬがしてみると、背の上に四寸ばかりの白い毛が生えていた。海石は針でその毛を抜きとって言った。

「この毛はもう古くなっているから七日おくれたなら、助からないところでした」

また次男の背を見た。その背にも二寸ばかりの白い毛が生えていた。海石は言った。

「これは、一月あまりすると死ぬところだった」