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Japanische Klassiker mit Furigana

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はいくへのみち

俳句への道

高浜 虚子

Lesen Sie 俳句への道 (はいくへのみち) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 60.608 Zeichen · 120 Bildschirme

Aozora Bunko

健康なる俳句を作れ

笹子会諸君

ただ多年俳句を研究した人にのみ判る。

健康なる俳句を作れ

なんだか病人らしい俳句がもてはやされているように見える。若い人々はそれに感心しているように見える。時代のせいもあるであろう。

子規は病人であった。しかし病人くさい句は好まなかった。肉体はだんだん衰えて行ったが精神は断末魔まで健康であった。

をとゝひの糸瓜の水も取らざりき   子規

死に直面しながらこんなことを言った。この頃一部の俳人仲間にやかましい、

鶏頭の十四五本もありぬべし   子規

の如きは、病臥していて実際鶏頭の数を数えることが出来なかったので、十四、五本もありぬべしと言ったので、十四、五本位あるであろうと正直に言ったのである。子規はかつて四方太のいった如く、

「まず物の数をかぞえておこう。」

というような明瞭なことをこのんだ。子規の頭は病気していなかった。健康な頭脳の持主であった。

頭の健康なる人は健康なる俳句を作れ。溌剌たる俳句を作れ。堂々たる俳句を作れ。病人の句は病人に任して置け。(『玉藻』、二八、七)

笹子会諸君

この間、笹子会の連中が宅へ来て俳句会をやった時分に、成瀬正とし君が、こんな事をいった。