Japanische Klassiker mit Furigana
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Lesen Sie 吉田松陰 (よしだしょういん) von 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.622 Zeichen · 269 Bildschirme
卵は卵の儘にてその功を為すべし、雛は雛の儘にてその功を為すべし、時機に依れば、彼れ自ら卵を煮、雛を燔るも、以てさらに意と為さざればなり。然れどもこれを以て、彼を残忍なりという莫れ。彼が自ら処するまたかくの如きのみ、彼は弾丸の如し、ただ直進するのみ。彼は火薬の如し、自から焚いて而して物を焚く。彼は毎に身を以て物に先んず。
彼嘗てその門人の死生大悟を問うに、答えて曰く、
死生の悟りが開けぬというは余り至愚故、詳かにいわん。十七、八の死が惜しければ三十の死も惜しし、八、九十、百になりてもこれで足りたということなし。草虫、水虫の如く半年の命のものもあり、これ以て短とせず。松柏の如く数百年の命のものあり、これ以て長とせず。天地の悠久に比せば松柏も一時蠅なり。ただ伯夷などの如き人は、周より漢、唐、宋、明を経、清に至って未だ滅せず。もし当時大公望の恩に感じて西山に餓死せずば、百まで死せずも短命というべし。何年限り生きたれば気が済むことか、前の目途でもあることか、浦島、武内も今は死人なり。人間僅か五十年、人生七十古来稀。何か腹のいえるような事を遣りて死なねば成仏は出来ぬぞ。