Japanische Klassiker mit Furigana
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Lesen Sie 吉田松陰 (よしだしょういん) von 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.622 Zeichen · 269 Bildschirme
第十 攘夷
第十 攘夷
「去年は雲外の鶴、今日は籠中の※(「奚+隹」、第3水準1-93-66)」。蹈海の蹉跌は、乍ち徳川政府の訊う所となり、江戸伝馬町の獄に繋がれ、延いて佐久間象山に及び、遂に「重き御国禁を犯し候段不届に付き、父杉百合之助へ引渡し在所において蟄居申し付ける」の宣告を得、檻輿長門に下り、野山の獄に投ぜられたり。これ実に安政元年九月十月の交とす。
吾人はこれよりこの前後における、彼が畢生の本領たる攘夷尊王説の発達変化について、観察するを要す。
彼は攘夷家(むしろ敵愾家)にして鎖国家に非ず、彼は尊王家にして討幕家に非ず。而してその遂に鎖国に類するの策を主張し、討幕の率先者となりたるは、惟うに時勢の刺激然らしむるためと知らずや。
彼は嘉永六年癸丑、米国軍艦が、江戸近海に繋泊するに際しては、固より主戦論者にてありき。彼れ曰く、「理宜して天下の大義を伸べて、逆夷の罪を征討すべし」と。その理由を問えば、曰く、「その情固より狡黠にして、その状またすこぶる猖獗なり」と。これ果して征討するに適当なる理由たるや否や。狡黠猖獗の熟字は、要するにただ抽象的の文字にして、その「何故に」