Japanische Klassiker mit Furigana
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よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Lesen Sie 吉田松陰 (よしだしょういん) von 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 135.622 Zeichen · 269 Bildschirme
海賊なりとて、漫に嗤うなかれ。およそ波濤の健児たるもの、何者か海賊たらざりしものある。およそ万里の大海を開拓するもの、通商植民の先駆たるもの、何者か海賊たらざりしものある。看よ、今日における海上の大王たる英人も、またこれ海賊の子孫にあらずや。
往くものあれば、来るものあり。日本小なりといえども、沿海岸線一万五千三百里。貿易風の吹く処、黒潮暖流の寄する処、物産に富む処、黄金の多き処、気候中和にして人物侠直なる処、その葡萄牙、西班牙、和蘭、英吉利の外舶が、期せずして来りたる、固より怪しむに足らず。
千四百九十七年、葡萄牙の船将ワスコ・デ・ガマが喜望峰を廻りて印度に進みしより、葡萄牙は東洋貿易の魁となり、麻剌加を略し、支那南岸に立脚の地を求めんとし、遂に天文十年(千五百四十一年)七月風波は葡萄牙船を漂わして、豊後神宮浦に着せしめたり。爾来寛永十六年(千六百三十九年)鎖国令を布くまで、およそ九十年間、あるいは宗教の迫害、貿易の制限なきにあらざりしといえども、概して自由貿易、内地雑居の実を現わし、一方においては攻大鼓、矢叫の声、日以て夜に継ぐに際し、他方においては天に恩寵、地に平和の宗教は、日本の社会に大革命を与えたる火器と共に同時に到来し、欧洲における新教革命の反動として勃興したる「ジェスイト」