Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 185.112 Zeichen · 362 Bildschirme
「ところで、その傾城を身請けして、いったい当人はどうするつもりじゃ、宿の女房にでも据えようとするのか、ただしは囲い者にでもしておこうというのか……まあいいわ、その辺はあらかじめ聞いておくべき必要はない。しかし拙者が肩を入れるとしてもだ、世間の金持の遊冶郎のするように、大金を抛り出して、馬鹿を尽した引かせ方はせぬつもりじゃ。少々悪辣な手段をめぐらすつもりだが、結局は理窟に合って行くやり方をして見せる。つまり正面から掛け合っては、埒が明かない上に金がかかるから、それで悪辣の手段を講じておいて善後策を上手にやる。その悪辣の手段というのは、女を盗み出すことじゃ、女を盗み出しておいて、親許を説き落してそれから談判させるのだ。女を盗み出すことは拙者に任せるがよい、親許を説き落すことも、拙者に任せるがよい、それがために要する多少の金銭も、拙者が君に免じて立替えてもよろしいが、宇津木君、その交換条件という意味ではないが、君に一つ頼みたいことがある」
と言いました。なるほど、やりそうなことである。南条ならば部下の二三の浪士を差向わして、女を盗み出させるくらいは朝飯前である。