Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 185.112 Zeichen · 362 Bildschirme
「必ずお邪魔に上ります。それから、なんでございますか、そのお船は、どのくらいの大きさになさる御設計でございます」
「拙者は、今、二つの設計を持っているのじゃ、安政二年に、お前たちがこしらえたシコナと同じものにしようか、それとも、千代田型に法って、それに自分の意匠を加えてみようかとも思っている、どのみち、法式は西洋型のものじゃ」
「なるほど。そうしますと無論、軍艦でございますな」
「いいや、軍艦ではない、用心のために大砲を一門だけはのせてみたいが、軍艦にしたくないのじゃ。人も、さほど多く乗せる必要はないが、さりとて大海を乗り切って外国に行くに堪えるだけの、人と荷物とを容れ得るものでなければならん。長さは十七間余、幅は二間半、馬力は六十、小さくとも、その辺でなければなるまいと思うている」
「なるほど」
「まあ、これを一つ見てくれ」
甚三郎は座右の書類の中から、一枚の折り畳んだ絵図面を取り出しました。
「ははあ、お見事なものでございますな」
その絵図面は、駒井甚三郎が自ら引いた西洋型の船の絵図面であります。いま言った通り、スクーネル型の三本柱の船と、それから千代田型の細長い船とが、上下に二つ描かれてあるのであります。