Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 185.112 Zeichen · 362 Bildschirme
頼山陽の息子さんの頼三樹三郎なんぞという人も、たしか東照宮の燈籠が憎かったと見えて、それを刀で斬りつけて、ついに捉まって自分の首を斬られるような羽目になりました。ここでもまた、東照宮の神前の幣束が目の敵になってきたようです。なるほど、燈籠や幣束を苛めたところで仕方がない、児戯に類する仕事であるが、それをやらせようという者には、相当の魂胆がなければなりません。
果して、それは面白いからやろうという者が続出しました。
全体が悉く志願者ですから、指名をすれば不平が出る、よろしい、主人役を除いてその余の同勢が悉く、明夕押出そうということにきまって会が終りました。宇津木兵馬が帰って来たのは、その散会の後のことであります。
果してその翌日、上野の東照宮に思いがけない乱暴人が闖入しました。
内陣の正面、東照公の木像を納めた扉の前に立っている、三本の金の御幣を担ぎ出したものがあります。事のついでに左右の白幣も、拝殿に立てた幣も引っこ抜いて担ぎ出しました。お石の間で散々にお神酒をいただいて行った形跡もあります。矢大臣の髯を掻きむしって行ったのもこの輩の仕業と覚しい。