Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠6 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 185.112 Zeichen · 362 Bildschirme
と言うのは、兄貴の見せてえという人も、おれが見せてやりてえと言った人も、おおよそ筋はわかっているんだ、その人たちはなにも一本の刀を望んじゃいねえ、だいそれた謀叛気のある先生方なんだから、長くその手先になって働いてみたところが、ばかばかしいくらいのもんだ。だから兄貴、ここいらで見切りをつけて、二人が馴れ合って、こいつを坊主持ちということにして、江戸へのしてしまおうじゃねえか。江戸へ持って行って、こいつをうまく売り飛ばしゃあ、五百や千両の小遣にはありつける代物だ、あんな人たちに附いて謀叛の加勢をするよりは、この方が、よっぽど割だぜ」
南条、五十嵐らの志士は、甲府城を乗っ取って大事を起さんとし、山崎譲はまた彼等の陰謀の裏を掻いて、根を覆えそうとしている間に、おのおの、その一方の手引をして来た七兵衛、がんりきの両盗は、その方は抛り出して、伯耆の安綱を持って、これから江戸へ飛び出そうという妥協が成立してしまいました。
二人は、この名刀を坊主持ちにして、例の甲州街道を、都合よく縫って通ります。二人の足を以てすれば、ほとんど瞬く間に江戸へ飛んでしまうのだが、その途中どう道を枉げたものか、その翌朝、二人の姿を高尾山の峰の上で発見するようになりました。