Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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じょちゅうくん

女中訓

羽仁 もと子

Lesen Sie 女中訓 (じょちゅうくん) von 羽仁 もと子 (はにもとこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.701 Zeichen · 52 Bildschirme

Aozora Bunko

お茶づけでかき込んだり、からい煮物のお汁を、ご飯の上にかけて食べたりするような、行儀のわるいたべ方をしていると、ご飯がかたくってもやわらかでも、十分に洗ってあってもなくっても、不加減なおかずでも、とんと分からずにしまうのだから、豆腐一つ煮るのでも、あるときは醤油が勝ったり、あるときは砂糖がすぎたり、始終不同な煮方をしても、小言をいわれるまでは、一向平気でいるようなことになります。一家の人数はきまっているから、ふだんに用いる煮物の分量なども、おおかた一定しています。それだからすこし気をつけていると、この煮物にはたいがい醤油がどのくらい、砂糖がどのくらいで、加減よく出来るということが分かるものです。毎日のご飯やみそ汁の加減はなおさらのことで、まずこの二つが日々おなじ加減においしくできるようでなければならないと思います。

つね日ごろこういうふうに考えていさえすれば、料理について、ああしてこうしてといいつけられることも、なるほどと十分に合点がいって、聞き損じは少なくなるでしょう。

すべてものごとに注意するよい習慣を、まず食物を味わってたべることから、けいこするのはよかろうと思います。