Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

じょちゅうくん

女中訓

羽仁 もと子

Lesen Sie 女中訓 (じょちゅうくん) von 羽仁 もと子 (はにもとこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.701 Zeichen · 52 Bildschirme

Aozora Bunko

二つの心得

一様に煮魚焼き魚でありさえすれば、どんな煮ようでも焼きようでも、同じ味だと思ってたべているようでは、万事に心細いわけです。

二つの心得

なんの仕事でも、仕事をするのには、二つの心得が大切だと思います。その一つは、仕事には順序があるということ、いま一つは、するところまでするという気象です。

みなさんは裁縫をならったことがあるでしょう。裁ち方はもちろんのこと、縫い方にも一々順序があります。その順序をもしも無茶苦茶に考えなしにした日には、どこまでも手間どれて、そうして幾枚縫っても手のあがるものではありません。また褄でも袖口でも袂まわしでも、ところどころのきまりは面倒をいとわず、きちんきちんと、するところまでするという気でなければ、きれいに縫いあがるはずはありません。

裁縫ばかりでなく、掃除でも、あとかたづけでも、洗たくでも、細かにいうと、お味噌をするのでも、香の物を切るのでも、みなこの順序よくということと、するところまでするという気を持たなければできません。すった味噌をそこに置いて味噌こしをさがしたり、洗ったすり鉢に味噌かすが残っていたり、切って出した香の物にぬかがついていたり、ぬか味噌がぬきとったまま押しつけられずにあったりしては、お汁だてもできない、香の物も出せない女といわれても仕方がないのです。