Japanische Klassiker mit Furigana
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じょちゅうくん
女中訓
羽仁 もと子
Lesen Sie 女中訓 (じょちゅうくん) von 羽仁 もと子 (はにもとこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.701 Zeichen · 52 Bildschirme
それでなければ、下駄ぬぎを掃くときに、ここに自分のきのうさした傘があると、気がつきそうなものです。傘があるなら、ひろげてかわかしてしまおうと思いそうなものです。もし目が働いているならば、ほうきの先のみすみす重くなる紙くずを庭中ころがしまわるのも不思議です。頭が働いているなら、こういうものはまず取って塵取りにいれるほうが始末がよいと、必ず思わなければならないわけだと思うのですが、どうでしょうか。
手を動かしさえすればお盆がふけると思っているのはまちがっています。縞になったのを平気で持ち出すのは、仕事をするのに目を使わないからで、水気の多いふきんでふいたら、次にかわいたふきんでよくふかなければならないというところに気のつかないのは、頭をつかっていない証拠だと思います。洗たくをするのでも、まずよごれ具合に目をつけて、よごれていないところはざっと、よごれているところは、幾度でも落ちるまではよく洗って、よくよく奇麗になったということを見さだめて、次にうつるように、ゆすぐときにも同様に、目をつかい頭をつかわなければ、決して一枚の洗たくものでもほんとうにできるものではありません。