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Japanische Klassiker mit Furigana

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じょちゅうくん

女中訓

羽仁 もと子

Lesen Sie 女中訓 (じょちゅうくん) von 羽仁 もと子 (はにもとこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.701 Zeichen · 52 Bildschirme

Aozora Bunko

前にもいったように、私は慣れないことだから、どうしても皆さんほどに、手足の動かないことが多い。しかし台所を自分ですると、皆がするよりも順序よくかたづきます。それはのろい手足ではあるけれども、頭と目がおもになって始終働いているからです。手や足はどうでもよいとは思いません。しかし大きいことでも小さいことでも、人間の仕事にまとまりをつけるのは頭の役で、つねに手足のする仕事を見張って、これを監督するのは目です。しまりをつける頭もつかわず、見張り番の目もつかわずに、ただ手足ばかり動かすのは、ちょうど暗闇で仕事をしているようなものでしょう。

ことに手足の力のあまりいらない仕事、おもに目と頭とでしなければならない仕事も、一日のうちには幾度もあります。近い話が子供がおかゆをやめて、このごろからご飯になったのだから、当分いつもよりご飯をやわらかに炊いてと頼んであります。毎日よくできていましたが、今朝のご飯はちょっとみてもかたいことが分かっていたのです。けれども皆は、気がつかないで、そのままつけてやろうとしていました。目と頭がいつも働いているならば、ご飯をちょっとみた時に、これはかたいと早速気がつくはずです。