Japanische Klassiker mit Furigana
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じょちゅうくん
女中訓
羽仁 もと子
Lesen Sie 女中訓 (じょちゅうくん) von 羽仁 もと子 (はにもとこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.701 Zeichen · 52 Bildschirme
そうしてすぐに子供の分をおかゆにしなければならないと考えつくはずなのです。
目と頭がぼんやりしていると、しなければならない仕事を知らずにぬかしてしまうことになります。手や足は仕事があるとなってから、呼び出して来ても間に合うのですが、目と頭だけは夜眠っているときのほかは、つねに働いていなければなりません。
上に引きまわしてくれる人のある、奉公中はまだよいけれど、それでは家をもったときに、年中下手なことばかりして、家の中のこともよくいかず、子供もつまらなく育つということになりましょう。すわっているものの手足が十分活発に動かないように、若くて働く人の頭が、込み入ったことにまで気のつかないのは当り前ですが、日常一通りのことには、そのつもりで気をつけさえすれば、誰の目でも頭でも働かないわけはないのです。
みなさんが頭と目とを自分でつかってくれないばかりに、用事をたのむほうのものが、始終みなさんの目や頭の代わりにならなければならず、一人使うよりは二人と、雇人の多くなるほど、気骨の折れることは大変なものです。大勢の女中をほんとうによく使っておいでになるお家では、奥さんはひまどころではなく、かえって出かける時間も少なくなるというようなふうです。