Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme

Aozora Bunko

日本に「空とぶ円盤」がおちたということは、世界じゅうに知れわたって、各国の新聞にデカデカと、その記事がのりましたが、円盤は、丹沢山から消えたまま、なんのおとさたもなく、はねのある大トカゲの怪物も、どこにも、すがたをあらわしません。まるで、あのさわぎは、東京じゅうの人が、みんなそろって、おそろしい夢を見ただけではないかと、思われるほどでした。

かわったことといえば、たったひとつ、平野少年のまわりに、ちょっと、みょうなことが、おこっていました。

それは、平野君のだいすきな北村さんが、ゆくえ不明になったことです。北村さんは、まえにもしるしたように、平野君の近くの小さい家に、耳のとおい、やといばあさんと、ふたりきりで住んでいたのですが、円盤事件があってから、二日ほどのち、「ちょっと散歩してくる。」といって、家を出たまま、ゆくえ不明になってしまったのです。

ばあさんが、さわぎだして、警察にもとどけ、こころあたりを、くまなくさがしたのですが、北村さんは、どこにもいませんでした。

そして、ゆくえ不明のまま、一月ばかりたってしまったのです。

ある日の午後のこと、平野少年が、おうちの近くの原っぱを歩いていますと、あれほどさがしてもみつからなかった北村さんに、ヒョッコリと出あいました。