Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme

Aozora Bunko

へんな飛びかたをして見せたり、ガラスに顔をくっつけるばかりにして、あざけっているのです。

二ひきの怪人は、れいの銀仮面をかぶっていました。帽子は、おりたたんで、ポケットへでも、しまっているのでしょう。頭も、かみの毛のかたちも銀色です。

ヘリコプターの中のふたりは、くやしいけれども、どうすることもできません。ただ、東京の本社へと、いそぐばかりです。

やがて、宇宙怪人は、いつまでもからかっていては、あぶないと思ったのか、ヘリコプターのそばをはなれて、はるかむこうの、なかまのほうへ、飛びさっていきました。そして、八つの怪コウモリのすがたは、だんだん小さくなり、まもなく、夕空にとけこむように、見えなくなってしまいました。

機上のふたりは、あまりのことに、しばらくは、口もきけませんでした。おそろしい夢を見たような気持ちでした。しかし、やがて、東京の町の上にさしかかると、ふたりは、やっと、声が出るようになりました。

「オイ、とくだねだぜ、こいつは……。八ぴきいたね。宇宙怪人が、八ぴきも東京にいるなんて、だれも知らないんだからね。」

「そうだよ。しかも写真入りの特大記事だ。