Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
「ヤア、いらっしゃい。小林君ですね。」
その少年が、にこにこしながら、さわやかな声で呼びかけました。さっきの黒んぼうのようなガラガラ声ではありません。たしかに人間の声です。
「あなたは、だれですか。ぼくは虎井先生にお目にかかりたいのですが。」
小林君が、あっけにとられたような顔で言いますと、うつくしい少年は、こともなげに答えました。
「わかってますよ。ぼくは虎井先生の少年助手ですよ。ちょうどきみが、明智先生の少年助手であるようにね。うちの先生は、きみをまっています。いま、あんないしますよ。」
小林君は、それを聞いて安心しました。
「どうして、そんなふうをしているの。まるで軍人みたいだね。それがきみのふだんの服ですか。」
「そう。うちの老先生は、こんなピカピカした服がすきなんだよ。その服が、おまえに、いちばんよく似合うって。」
ふたりの、おなじ年ごろの少年は、すぐに、したしくなってしまいました。
「きみの先生は、ずいぶんかわってるんだねえ。ロボットの黒んぼうに、玄関番をさせたりして……。」
「ハハハ……、かわっているよ。なんでもかわっているんだ。きみは、これから、たくさんおどろくことがあるよ。