Japanische Klassiker mit Furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 182.581 Zeichen · 364 Bildschirme
」
「すると、客をこの部屋にいれておいてまず、鏡のうちから、のぞいて見るんだね。まるで探偵のうちみたいだね。」
「そうだよ。うちの老先生は、探偵がすきなんだよ。だから、ここには、いろんなしかけがある。そして、明智先生のこともよく知っているんだ。うちの先生は、いつも、きみをほめているよ。子どもにしては、えらいもんだって。ぼく、そのたびに、きみが、うらやましくなっちまう。」
少年はそう言って、ニッコリ笑いました。フサフサしたかみの毛の下に、白いひたい、かたちのいいまゆ、うつくしい目、赤いくちびるから、ニッとあらわれたやえ歯、小林君は、この少年がすっかり、すきになってしまいました。
「さっき電話で聞いたんだけど、宇宙怪人があらわれたんだってね。きみもそれを知っているの?」
「ウン、ぼくもあいつを見たよ。それで、先生は、明智先生にあいたいっておっしゃるのさ。」
「明智先生も、じきここへくるよ。で、きみは、いつ、どこで、宇宙怪人を見たの?」
「ゆうべ、ここで。」
「エッ、ここで。」
少年は右手で、部屋のガラス窓を、さししめしました。その窓のそとには、このやしきをかこむ森の木が、青黒くしげっています。