Japanische Klassiker mit Furigana
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme
(C)寓意法(一一例)
これに類するものでは、犯人仲間ばかりでなく花柳界などでも用いる【指暗号】があり、軍隊の【手旗信号】なども表形法に属する。
表形法はまた一種の【略記法】でもある。昔の学問僧が漢字を省略して特別の字を作ったのも、いまの学生が講義筆記用の略号を使っているのも、一種の略記暗号と云える。これに類するもので【絵探し暗号】とでも名づくべきものがある。探偵小説ではM・P・シールの「S・S」という暗号小説、スウェーデンの探偵作家ヘルラーの長篇「皇帝の古着」などにこれが使われている。実際のスパイが用いる方法では、蝶の写生図と見せて、実はその翅の模様が地図になっているなどの類である。
(C)寓意法(一一例) 日本古代の恋愛和歌、児島高徳の桜樹の詩、西洋の謎詩など、古くから寓意の暗号が行われているが、この暗号は機械的な所がなく、種として機智によってしるされ、また解かれるものだから、探偵小説には最も作例が多い。ポーの「黄金虫」の暗号の後半がこれであり、涙香の訳した「幽霊塔」の暗号呪文など最も適例である。このほか私の集めた実例をしるすと、ドイル「マスグレイヴ家の儀式」、ポースト「大暗号」