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Japanische Klassiker mit Furigana

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たんていしょうせつのなぞ

探偵小説の「謎」

江戸川 乱歩

Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme

Aozora Bunko

(F)媒介法(九例)

しかし、こういうものは、もはや、機智と推理を狙う暗号小説の材料にはなり得ないのである。

(F)媒介法(九例) いろいろな媒介手段を使って暗号を伝達する。探偵小説の暗号にはこの媒介法の作例が非常に多い。機智の要素に富むからである。【タイプライター】には記号と数字とが同一キイにしるされているし、古くは記号とアルファベットが同一キイにしるされていたのもあるらしい。だから記号で数字や文字を現わすことができる。その媒介がタイプライターとわかればすぐ解けるのである。昔読んだマーチモントの「ホードレイ氏の秘密」という長篇はこれを中心興味に使っていた。【書籍】のページと行と何字目との三つの数字を並べて送ると、相手も同じ本を持ってこれを解くというのはしばしば小説に使われている。聖書とか有名な小説本などが利用されるが、ドイルの「恐怖の谷」は年鑑を使い、解き方は少し違うけれどもクロフツの「フレンチ警部最大事件」は株式売買票を使い、クリスティーの短篇「四人の嫌疑者」は花屋のカタログを使い、バウチャーの短篇「QL696C9」は図書館の図書分類表を使い、またドイルの短篇「赤い輪」