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Japanische Klassiker mit Furigana

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たんていしょうせつのなぞ

探偵小説の「謎」

江戸川 乱歩

Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme

Aozora Bunko

1 奇矯な着想

第七、暗号記法の分類

この項目は原文がやや読みやすく書いてあるので、そのまま本書に再録した。

第八、異様な動機

これも前項と同様である。ただし多少の省略を加えた。

第九、犯罪発覚の手掛り

この項目は内容がはなはだ貧弱だし、別に書き改めたものもないので、本書には省かれている。

昭和三十一年五月

江戸川乱歩

1 奇矯な着想

昔の探偵小説家、ことに英米、アングロサクソン系の作家が、いかに奇矯な手品的トリックを考え出したかというお話である。

私は昭和二十八年に、古来の主として英米探偵小説にとりあつかわれたトリックを八百あまり蒐集して「類別トリック集成」という文章を書いたが、それは八百あまりのトリックを原稿紙百五十枚ほどに圧縮した、玄人むきの項目書きのようなものだから、その中の一部分を随筆風にくわしく書いて雑誌などにのせた。たとえば「兇器としての氷」「顔のない死体」「隠し方のトリック」「プロバビリティーの犯罪」などである。

ここには、私の「トリック集成」の中から、右の諸稿に重複しない、なるべく奇矯なトリックを幾つかひろいだして、ややくわしく書いてみることにする。いずれも古い作品で、探偵小説通の読者には珍らしくもない話だが、そういう古い所にかえって面白い着想が多い。