Japanische Klassiker mit Furigana
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme
火箸のようなものをさし、その一端に丈夫な絹糸などを結びつけ、その糸を下にたらして、ドアと床との隙間から外へ出しておく。そして、外に出てドアをしめ、廊下に出ている糸を引けば、火箸が回転して鍵がかかり、火箸は自然に下に落ちる。それを糸で隙間から外へたぐり出し、ポケットにおさめて立ち去る。火箸でなくても金属の棒ならなんでもよろしい。竹や木だと重味が足りないので、うまく下に落ちないおそれがある。ピンセットでもよろしい。鍵に輪になった個所がない場合は、ピンセットをしめて、鍵の元のほうの遍平な個所をおさえておけば同じ働きをする。この場合落下させるときには、少し強く引かなければなるまい。
★小説ではこの方法が面白いのだが、しかし、実際問題としては、こんな手数をかける必要はない。薄い鋼鉄でできたピンセット型のもので、先は尖らないで薄くなり、その内側にすべらないためのヤスリ目がはいっている道具を用意すればよろしい。犯人は内側の鍵穴に鍵をはめておいて、外に出てドアをしめたあとで、外側の鍵穴からこの道具の先をソッと入れ、探ぐるようにして、内側からはまっている鍵の先端をつまみ、グッと回転させて、錠をおろせばよいのである。