Japanische Klassiker mit Furigana
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たんていしょうせつのなぞ
探偵小説の「謎」
江戸川 乱歩
Lesen Sie 探偵小説の「謎」 (たんていしょうせつのなぞ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.820 Zeichen · 235 Bildschirme
7 プロバビリティーの犯罪
潮流を利用して死体または死体をのせた舟を移動せしめ捜査を困難にするトリックもよく使われる。西洋では合作小説「フローティング・アドミラル」、日本では蒼井雄の「黒潮殺人事件」、飛鳥高のある作、島田一男のある作などにその例を見る。
※(丸4、1-13-4)の「顔のない死体」トリックについては、別項に書いたので、ここにはくりかえさない。
(「探偵クラブ」昭和二十八年八月号)
7 プロバビリティーの犯罪
確率を計算するというほどではなくても、「こうすれば相手を殺しうるかもしれない。あるいは殺し得ないかもしれない。それはその時の運命にまかせる」という手段によって人を殺す話が、探偵小説にはしばしば描かれている。むろん一種の計画的殺人であって、犯人は少しも罪に問われないという、極めてずるい方法だが、しかし、そういうやり方で人を殺した場合、法律はこれをどう取扱うのであろうか。
西洋の探偵小説によく出てくるのに、こういう方法がある。幼児のいる家庭内のAがBに殺意をいだき、階上に寝室のあるBが、夜中階段を降りる時に、その頂上から転落させることを考える。西洋の高い階段では、うちどころが悪ければ一命を失う可能性が十分ある。