Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 17.620 Zeichen · 36 Bildschirme
一月二十三日
一月二十四日
一月二十五日
でも何だかすきがありますわ。
はてもない野を大声に歌いながらあるきまわって青い空の下の木の切株に腰をかけて考えて居たらこんな気持はなおるかもしれません。けど斯うした幸福に居て味う何とも云われないかるいそうして美くしい悲しみは長い年の立ったあとには又たまらなくなつかしい思い出になるんでしょうねえ」こんな手紙を誰かに書きたかった。
一月二十三日(金曜)晴 寒
〔摘要〕学校出席
寒いわりに気持のいい日だった、私は着物の衿を私のすきな様にゆったりと合わせながらすばしっこくあたりのものを見廻して居た。そうして気もかるかった。
初秋の様にかるい風が私の髪を通して耳たぼをくすぐったり自分でも白いと知って居るえりをなでたりするのはほんとうにうれしい若々しい気がして居た。
一月二十四日(土曜)晴 寒
〔摘要〕学校出席、古橋氏来訪、数学試験
一月二十五日(日曜)曇 暖
〔摘要〕女鴨が来る、渡辺家婚礼、こすき先生、久野先生来訪
女鴨は始めてここに来ておどろいたおちつかない様子でまわりのにわとりを見て居た。女鴨のお嫁入りと渡辺さんの御嫁入りと私はとてつもなくおどけた連想を起させられた。