Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ちえのいちたろう
智恵の一太郎
江戸川 乱歩
Lesen Sie 智恵の一太郎 (ちえのいちたろう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 67.333 Zeichen · 134 Bildschirme
それに電熱器もそうだし、大砲や魚雷のように、火薬を爆発させても、火をふき出す。その外にもまだいろいろ火をつくるやり方があるが、お父さんの問題はそんなにむずかしく考えなくてもいいのだ。誰にでもわかるやさしいことなんだよ。
水で火をもやすというと、なんだかとっぴに思われるけれど、実をいうと、さっきからお前が答えた中に、それと同じやり方があるんだ。今までかぞえ上げた火のつくり方を、一つ一つ思い出して、よく考えてごらん。そうすれば、あああれかと気がつくはずだ。びっくりするほどやさしいことなんだよ」
お父さんが「やさしいやさしい」とおっしゃるので、一太郎君は、そんなやさしい問題がとけなくては、くやしいので、いっしょうけんめいに考えましたが、今にもわかりそうでいて、なかなかわからないのです。「これですよ、これですよ」といって、その謎の正体が、目の前でおどっているような気がするのですが、それがどうしても、はっきりとつかめないのです。
「ハハハ……、すっかり考えこんでしまったね。じゃあこれは明日までの宿題としておこう。明日は日曜でお父さんも家にいるから、お前が明日になっても考え出せなかったら種あかしをしてあげるよ。