Japanische Klassiker mit Furigana
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たいない
胎内
三好 十郎
Lesen Sie 胎内 (たいない) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 68.766 Zeichen · 136 Bildschirme
フヌケめ! ハハ、アッハ、ハハ、ハハ! (はじめて、気もちよく哄笑する)
花岡の声 な、なにを笑うんだ? 佐山君、おい!……き、君も、気がちがうんじゃないか?
佐山の声 ハハ、いいじゃないか。気がちがったよ。まったく、なんというバカだったろうなあ? 徹頭徹尾、頭のテッペンから足のつまさきまでの――インポテント!
花岡の声 ……なんだか知らないが、そんな理窟はどうでもいいじゃないか。理窟が多すぎる。
佐山の声 まったくだ。ハハ! しかし、しかたがないじゃないか。そうなっちゃっているんだもん。でも、それでもいいじゃないか。多過ぎたってすくな過ぎたって。
花岡の声 今、こうなっている俺たちが、理窟で救われはしねえんだ。
佐山の声 理窟をいわなくなったって救われはしないよ。
花岡の声 ……それも理窟さ。つまり、観念か? 観念なんて、イザとなりや、三文にもなりゃしない。
佐山の声 だから、君のいうそれも一つの観念さ。……同じことだ。第一、君あ、神さまっていってた。あれも観念だよ。
花岡の声 ……。とにかく、やりきれん。やりきれんからだ。なんでもいいから――だって、今、おれたちは、どうなっているんだよ?