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Japanische Klassiker mit Furigana

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おつきさまのうた

豊島与志雄童話集

豊島 与志雄

Lesen Sie 豊島与志雄童話集 (おつきさまのうた) von 豊島 与志雄 (とよしまよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.569 Zeichen · 336 Bildschirme

Aozora Bunko

亀踊りをやってるのでしょう。平助も酔っぱらって首や足を振り動かしてる正覚坊にちょうしを合わして、歌を歌ったり手拍子をとったりしました。

そのうちに、酒はなくなりますし、夜はだんだんふけてきますので、とうとう、平助はそこに倒れたまま眠ってしまいました。

朝になってふと眼を覚ますと、平助はちゃんと布団を着て寝ているのでした。見ると、正覚坊も同じ布団の中に、ぐうぐう眠っていました。平助が起き上がると、正覚坊も起き上がって、きょとんとした眼をしています。暴風雨はもう静まっていました。

平助は正覚坊の背中を撫でながら、さてその始末に困りました。家に置いておけば、自分が漁に出た不在中に、村のいたずら小僧どもからどんな目にあわされるかわかりません。まさか床の下や押入れに一日隠しとくわけにもゆきませんし、また、始終連れて歩くわけにもまいりません。それかって、このまま海へ逃がしてしまうのも、何だか心残りです。

平助はいろいろ考えていましたが、ふと名案が浮かんできました。村の側を流れてる川が海に注ごうという川口のそばに、大きな入江がありまして、深い深い沼を作っていました。