Japanische Klassiker mit Furigana
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おつきさまのうた
豊島与志雄童話集
豊島 与志雄
Lesen Sie 豊島与志雄童話集 (おつきさまのうた) von 豊島 与志雄 (とよしまよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.569 Zeichen · 336 Bildschirme
私はらんまの小窓を見あげました。正夫は話しつづけました。
「それよりも、面白いのは鳥ですよ。いつだったか、部屋いっぱい鳥だらけになったことがあります。雀がとびこんできました。頬白がとびこんできました。つぐみがとびこんできました。山鳩がとびこんできました。烏がとびこんできました。そのほかいろいろな鳥が、次から次にとびこんできて、部屋いっぱいにならびました。ふしぎなことには、どれもみなだまってるんです。目ばかりぱちぱちうごかして、なき声は少しもたてないんです。そしておかしいのは、鷺ですよ みんなといっしょに、小窓からとびこもうとしますが、足をまげることをしないものだから、その長い足がつかえて、はいれないんです。なんども、小窓にとびついてはおちるんです」
私はまた、らんまの小窓を見あげました。
「それから、いちばんずるいのは、山の小僧ですね。なんでしょう、あれは……。一寸法師みたいで、そして全身はまっ白で……。帽子をかぶってるのか、髪の毛がのびてるのか、わかりません。マントをきてるのか、身体じゅう毛がはえてるのか、わかりません。靴をはいてるのか、はだしなのか、わかりません。