Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんニコラ
超人ニコラ/大金塊
江戸川 乱歩
Lesen Sie 超人ニコラ/大金塊 (ちょうじんニコラ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 175.219 Zeichen · 350 Bildschirme
運転手も見かけたことのない男です。明智はちょっと、へんに思いましたが、車は事務所専用の「アケチ一号」ですし、小林君がついているので、べつに、ふかくもうたがいませんでした。
車は京浜国道を三十分もはしったかとおもうと、さびしい横町へまがりました。
「道がちがうじゃないか。」
明智探偵が、そういって、思わず腰をうかそうとしました。ハッと危険をかんじたからです。でも、小林君がいるのに、こんなみょうなことがおこるのはなぜだろうと、ふしぎに思いました。
ところが、明智が腰をうかしたときには、右手は小林君に、左手は見知らぬ男に、かたくにぎられて、うごきがとれなくなっていました。
「ぼくをどうしようというのだ。小林君、きみまでが……。」
とさけんで、小林少年の顔をにらみつけますと、おどろいたことには、その小林君が、ふてぶてしくわらいながら、こんなことをいうではありませんか。
「ウフフフフ、よくにているだろう。だが、おれは小林じゃないのさ。小林とそっくりの別の人間なのさ。ほんとうのことをいうとね、おれたちはみんな、超人ニコラ博士の手下なのさ。おっと、明智先生が、いくらつよくってもだめだよ。