Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんニコラ
超人ニコラ/大金塊
江戸川 乱歩
Lesen Sie 超人ニコラ/大金塊 (ちょうじんニコラ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 175.219 Zeichen · 350 Bildschirme
覆面の首領
あまりの不意うちに、ものをいうこともできないほど、びっくりしたのです。
すると、またしても、ちらちらと、青白い光ものが、岩壁をつたって走りました。
「アッ。わかった。あれは懐中電灯の光だよ。」
小林少年が、不二夫君の手をぐっと引きよせて、ささやきました。
「あ、そうだ。懐中電灯だ。じゃ、もしかしたら……。」
不二夫君も胸をわくわくさせながら、ささやきかえしました。
それはふたりが考えたとおり懐中電灯の光だったのです。その広いほら穴のむこうがわの入り口から、何者かが懐中電灯をてらしながら、近づいてきたのです。
不二夫君は、とっさに、その懐中電灯の主が、おとうさんの宮瀬氏と明智探偵ではないかと考えました。小林少年も同じ思いです。「おりもおり、ちょうど、宝ものを見つけたところへ、ふたりのおとなが来あわせるなんて、なんというしあわせだろう。」と、うれしさに胸をドキドキさせて、そのほうへかけだそうとしました。
覆面の首領
ところが、今、かけだそうと身がまえした二少年の耳に、みょうな声が聞こえてきました。まったく思いもよらぬ、聞きなれない声なのです。
「へへへへへへ、うまくいったね。