Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんニコラ
超人ニコラ/大金塊
江戸川 乱歩
Lesen Sie 超人ニコラ/大金塊 (ちょうじんニコラ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 175.219 Zeichen · 350 Bildschirme
「さあ、おあがりなさい。」
とすすめるのでした。
こじきは、よっぽど、おなかがすいていたとみえて、クッキーをわしづかみにして、口にほおばりましたが、そのとき、ひたいにたれていたかみの毛を、うるさそうにかきあげたので、はじめて、こじきの顔が、はっきり見えました。
ああ、なんて美しいこじきでしょう。きたない服にひきかえて、顔だけは、すこしもよごれていないのです。色白のふっくらとしたほお、パッチリとした、美しい目、赤いくちびる。
「まあ、あんた……。」
光子さんは、さけぶようにいって、思わず立ちあがると、ドアのほうへ、にげだしそうにしました。
光子さんは、ひどくおどろいたのです。こじきが、美しい顔をしていたためばかりではありません。もっと、びっくりすることがあったのです。
すると、こじきむすめは、ニッコリ笑って、
「ああ、うれしい。おじょうさんにも、やっぱり、そう見えるの? あたし、ほんとうにうれしいわ。こんなきたないこじきの子が、このりっぱなおやしきのおじょうさんと、そっくりだなんて。」
ほんとうに、そっくりでした。一方は、ちゃんとといたかみの毛、きれいな服、一方はモジャモジャ頭、ボロボロの服、そのちがいをべつにすると、ふたりは、背の高さから、肉づきから、顔かたちまで、まるでふたごのように、おそろしいほど、よくに