Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうじんニコラ
超人ニコラ/大金塊
江戸川 乱歩
Lesen Sie 超人ニコラ/大金塊 (ちょうじんニコラ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 175.219 Zeichen · 350 Bildschirme
小林君は、鉄ごうしのとびらの外がわの錠前の穴をしらべて、それに合うふとさの針金をえらびだし、ヤットコを片手に、針金ざいくをはじめました。
針金を、錠前の穴にいれて、なにかコチコチやっていたかとおもうと、それをとりだして、さきのところを、ヤットコでキュッとまげ、また穴にはめて、コチコチやってから、とりだして、キュッとまげ、それをなんども、くりかえして、針金を、ふくざつな、かぎのような形に、まげてしまいました。
こうして、とっさのあいかぎができあがったのです。もとは、錠前やぶりのどろぼうが、かんがえだしたのですが、明智探偵はそれのつくりかたを知っていて、助手の小林少年におしえておいたのです。
この針金のあいかぎをつくるのには、いろいろなコツがあって、ひじょうにむずかしいのですが、小林君は、練習をかさねて、いまでは、それができるようになっていました。
玉村さんのへいの外で、金色のトラにであったのは午後八時ごろでしたから、いまはもう、真夜中です。ニコラ博士や、その手下のやつらは、もうねてしまったのでしょう。耳をすますと、シーンとしずまりかえっていて、なんのもの音もありません。