Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Lesen Sie 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.415 Zeichen · 148 Bildschirme
第九回 物質中に精神を現ずべき理を具すること
そもそも精神は無形無質のものなれば、理学上の分析や試験で耳目に触るるはずはない。もしそれが分かるなら、鼻をもって音声を聞き分け、耳をもって香臭を嗅ぎ分けることもできるはずである。もしまた、精神の所在を知ろうと思うなら、これを外に求めずして内に顧みればすぐに分かります。その精神の所在をたずねている御主人様が、すなわち精神であることが分かりませぬか。しかるに、他人の脳髄などを解剖して知らんと欲するがごときは、ある寝ぼけおやじが己に眼鏡をかけていることを知らずして、しきりに自分の左右を見回して眼鏡をたずねていると同様であります。唯物論者も、そのように寝ぼけていては困ったものではありませぬか。
第九回 物質中に精神を現ずべき理を具すること
さてこれより、唯物論の第一則たる物質不滅の理法につきて論ずるに、拙者は決してその理法を攻撃するどころではなく、かえってこれによりて霊魂説を立て、あわせて唯物論を排するつもりでありますから、唯物論者は物質のほかに精神なしと申すなら、仮にその説を真理と許して考うるに、物質すでに不滅なる以上は、われわれの肉体は生前と死後とにわたりて、毫も増減生滅のあるべきはずはない。