Japanische Klassiker mit Furigana
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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Lesen Sie 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.415 Zeichen · 148 Bildschirme
第二六回 多苦多患の人に満足を与うるは霊魂不死説にあること
これをもって、仏教にては生死輪廻の無窮なることをわれわれに示して、弘法大師は、「生まれ生まれ生まれて生の始めを知らず、死に死に死んで死の終わりを知らず」と申しました。けだし、われわれは生死の間に永く輪廻するは、目的とするところでなく、早く真如、涅槃の岸に至りて、最楽至安の地位に住する希望なれども、ひとたび生死海面に漂って波をあげたる上は、習慣性の規則によりて永くその動勢を保たんとするために、かくのごとく輪廻するわけである。これを池中に石を投じて波を起こせるに譬うれば、その動勢を一波より他波に伝えて満面の波となり、容易に静水に帰することはできぬと同様であります。もし、その静水を真如に比し、波動を生滅に比すれば、たやすく生死輪廻の道理が分かりましょう。
第二六回 多苦多患の人に満足を与うるは霊魂不死説にあること
仏教の生死輪廻は全く因果の規則によることは、ただいま述べたるとおりでありますが、仏教中の漸教と申す方では、永き年月の間生死輪廻を経て、真如、涅槃の世界に至ることを説けども、頓教と申す方では、一足飛びに生滅界より真如界に至ることを説きます。この頓教、漸教ともに、この世界は多苦多患の世界なれば、早く生滅界を遠離して真如界に昇入せんことを勧むるも、拙者のごとき、この生滅界にありて楽天の悟りを開き、日々夜々雲