Japanische Klassiker mit Furigana
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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Lesen Sie 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.415 Zeichen · 148 Bildschirme
第二回 死後音信不通のこと
。たといその真情を実視したる神や仏にても、人間に対してその実際を説くことは、あたかも盲人に向かって色の講釈をすると同様なれば、これまた望み難いことである。そのわけは後に説明するつもりなれども、あらかじめ承知あらんことを願います。
第二回 死後音信不通のこと
俗物連中の霊魂滅亡論を分析してみれば、いろいろ役にも立たぬ理屈を並べて、霊魂はこの身この体とともに滅亡するに相違ないと申しております。その一つの理屈は、人の死後、果たして霊魂の滅せざるものならば、必ず音信のあるべき道理である。しかるに、古来いまだかつて、亡霊亡魂よりなんらの便りを得たる例ありしを聞きませぬ。これ、霊魂の存せざる明らかなる証拠であると申しますが、かくのごときは子供だましの論法にして、大人の笑い草に過ぎませぬ。ゆえにこの論に対しては、あいにく死後の世界と現在の世界との間には、鉄道も電信もなく、郵便、交通の便も開けておらざれば、音信をいたしたくも、その道がないと答えておけばよろしい。畢竟、俗物連中は、現在の世界と死後の世界とは、その事情同一なるように考えておるから、かかる誤りたる論を立つるに相違ない。