Japanische Klassiker mit Furigana
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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Lesen Sie 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.415 Zeichen · 148 Bildschirme
唯物論者、よくこの無限ということに気を付けて考うるがよろしい。これを自然の作用に任じても、同一の構造組織を生ずる機会あるべきに、もし精神が物質の上に働きて肉体を組織するものと考うるときは、死後幾回も同一の構造を組み立てて、精神の再現あるべき道理であります。たとい精神は死後無意識の境遇に入るも、その中に再び現出せんとする原因、習慣を存するをもって、その力が無意識中に働きて、意識再現の機会を生ずるようになります。あたかも蜘蛛が巣を作り、蟻が塔を造ると同じく、雨風や人力をもってこれを取り払っても、蜘蛛、蟻は己の無意識的作用によりて、再び造出するに比して見れば、いくぶんか分かりましょう。あるいはまた、庭の草に譬えてもよろしい。庭掃除のときに草を刈りても、その根までことごとくみな取りはらわぬ間は、幾遍となく生い繁りてもとの草となります。たとい冬分になりて霜雪のために枯死しても、いやしくもその根の残れる間は、翌年になりて再び生ずるに相違ない。これは、その根に持てる無意識的生力が物質の上に働き、四囲の物質的分子元素をその体に取り集めて、もとどおりの草の形を結ぶに至るからであります。