Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
Lesen Sie 通俗講義 霊魂不滅論 (つうぞくこうぎ れいこんふめつろん) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.415 Zeichen · 148 Bildschirme
第二五回 理想の力によらざれば霊魂問題を究め難きこと
悟性は有限性なれば、その快楽もまた有限なれども、理性は無限性なれば、その快楽もまた無限であります。かつ、悟性の一部分は動物なおこれを有するも、理性に至りては人間特有の性質にして、その快楽は人間独占の快楽であります。ああ、同じく人間に生まれて、この独占の快楽を知らずして一生を送るは、残念至極に感ぜらるることはありますまいか。願わくは、心源最も深き所より理性の霊気を開発して、その無限の風光、無限の快楽中に一身を処し、世海の狂風激浪の間に立ち、悠然として閑歳月を楽しまんことを。これ、拙者ばかりでなく、貴賤貧富の別を論ぜず、人間一般の希望ならんと考えます。かくして、拙者は年来、古今東西の哲学および宗教を研究したるも、無限絶対の不可知的を開示して、われわれに理性上の満足と快楽とを与うるものは、仏教の右に出ずるものなきを知り、爾来、もっぱら仏教を研究して、日常世事紛々、百苦千患の間にありながら、無限の快楽を心頭に浮かぶることを得たるは、誠に望外の大幸であります。
第二五回 理想の力によらざれば霊魂問題を究め難きこと
われわれの理性より発する想像は、これを理想と名づけますが、この理想は空想のようなれども、さきに述べたるごとく道理的想像にして、不合理の空想ではありませぬ。