Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おちょうふじん

お蝶夫人

三浦 環

Lesen Sie お蝶夫人 (おちょうふじん) von 三浦 環 (みうらたまき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.730 Zeichen · 242 Bildschirme

Aozora Bunko

と怒って領事に帰れという風を示しますが、思い直して次の間からピンカートンとの間に生まれた碧い眼の子供を連れてきて領事に見せ「坊やのこのママちゃんが、雨の日も風の日も」と犇々と子供を抱きしめて我児への切々たる愛を歌い、領事を感動させます。領事は子供の名前を尋ねました。蝶々さんは今は「悩み」だがパパが帰ってきたら「悦び」というのと答えます。領事の帰った後で、お鈴がゴローを引きずりながら入ってきて、彼が蝶々さんの子供を父無し子だと罵ったとおこります。蝶々さんは口惜しさの余り刀を持ち出して彼を追い出しました。その時沖の方から軍艦の入港の合図の大砲が鳴り響きました。星条旗を翻したアメリカの軍艦です。蝶々さんは望遠鏡をとり出して軍艦の名をみますと「アブラハム・リンカーン」、おお!ピンカートンの乗っている船です。彼は矢張り帰ってきたのです。蝶々さんの今までの悩みはたちまちに悦びの絶頂に達してしまいました。

蝶々さんは、ピンカートンのお帰りを、この家を花で埋めて迎えようとお鈴と二人で庭の花を摘んで部屋にまきます。「この桜をゆすって花の雨を身に浴びて、香りや花弁に家を埋めよう」