Japanische Klassiker mit Furigana
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
Lesen Sie お蝶夫人 (おちょうふじん) von 三浦 環 (みうらたまき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.730 Zeichen · 242 Bildschirme
の悔恨をこめた歌をうたい、急いで戸外へ飛び出してしまいます。
入れ違いにお鈴とピンカートン夫人ケートが入ってきました。奥から蝶々さんが、「あの方はどこ?」と出てきて思いがけぬケートを見てしまいました。一瞬にして蝶々さんはすべての事情を察したのです。領事とケートは子供のことをいいますが、子供は直接あの方に後でお渡ししますというので、目礼して出て行きました。
蝶々さんは明るすぎるからとお鈴に戸を締めさせ、心配するお鈴を無理に子供のいる部屋に追いやり、仏壇の前に膝まずき、父が切腹した短刀を取出し、鞘を払って刀に刻まれた銘を読みあげます。
「操に死ぬるは、恥のうちに生きるより、もっとましよ」
そして短刀を咽喉にあてた瞬間、子供が入って来たので刀を落し、我児をぐっと抱きしめ「お前、可愛いい可愛いい、可愛いい坊や、花よりも清い美しい坊や」と有名な子別れの歌をうたい、子供にアメリカと日本の国旗を持たせ、目かくしをして、屏風の蔭に行き見事に咽喉を突き、よろよろと我児の方へよろけ出て子供を抱き、がっくりと倒れてしまいました。その時戸外からピンカートンの「蝶々さん」と呼ぶ声がして領事とピンカートンが駆け込んできました。