Japanische Klassiker mit Furigana
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
Lesen Sie お蝶夫人 (おちょうふじん) von 三浦 環 (みうらたまき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.730 Zeichen · 242 Bildschirme
一七 蝶々さんの愛情をうたう
この騒動を見て私は感じました。いくら大仕掛けのことが好きでも、オペラに猛獣を出すとは情けないことだ、大体オペラは写真的なものではなく、人間の生活を音楽とお芝居とで美化したものです。オペラはオペラシンガーの芸術の力で、観る者を楽しませ感激させるものであって、その人間の生活の理想を現わすオペラに獅子を出すとは、芸術の冒涜であると思いました。もっともスペインという国は闘牛が国技になっている国ですから、オペラのステージに獅子が出て来ることによって特別のスリルを感じ、その獅子が芸術家に喰い付いて血を流したことにお客様が非常に興奮して悦んだ、といったお国柄のせいかも知れませんが、こんなことは私は大嫌いでございます。
一七 蝶々さんの愛情をうたう
名人ポンチが私を激賞
スペインのサンセバスチャンは当時のスペインの王様の生れた故郷なのでございます。今のスペインはフランコという人が治めていますが、私がスペインをうたい歩いた頃はまだ王様がいらっしゃったのです。私がそのサンセバスチャンで「お蝶夫人」をうたいました時に、スペインの皇后様のマリア・クリスチャニアという方が楽屋に私をお訪ねになりました。