Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

おちょうふじん

お蝶夫人

三浦 環

Lesen Sie お蝶夫人 (おちょうふじん) von 三浦 環 (みうらたまき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.730 Zeichen · 242 Bildschirme

Aozora Bunko

で、主役ジルダがうたう、有名なアリア「慕わしき御名」をうたい、大喝采を浴びました。次に日本の歌「さくらさくら」と「ほたる」を日本語でうたいました。今度は伴奏はハープとフルートが主でしたが、その数が大変です。ハープが五十何台もずらっと並びましたが、金色のハープと銀のフルートが沢山並んだところは、見た眼も非常に豪華でしたが、それにもましてその音のよさといったら、何ともいえない惚れ惚れするものでございました。そしてハープがまるで日本のお琴のような音が致しますので、箏曲「さくらさくら」にはもって来いの伴奏でしたが、この沢山な数のハープとフルートの伴奏は今もなお耳の底に幻のように聴こえ、私が今まで何千回となくうたった演奏会の伴奏の中で、一番気に入ったものでございました。

私はうたい終っておじぎをし、アンコールの拍手に、何度もおじぎをしてさてステージを去ろうとして驚いてしまいました。私の身体は花束で埋まってしまったのです。花の中を泳ぐようにして楽屋に入りますと、黒のレースのお召を着た中肉中背の四十歳位の美しい女の方が、いきなり私にかじりついてキッスをするじゃありませんか。