Japanische Klassiker mit Furigana
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
Lesen Sie お蝶夫人 (おちょうふじん) von 三浦 環 (みうらたまき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.730 Zeichen · 242 Bildschirme
との総合した芸術であります。
オペラシンガーが歌を上手にうたうことはあたりまえのことですが、問題はお芝居です。シャリアピンのように、お芝居もうまくなくては第一流の歌劇歌手とはいえません。「お蝶夫人」の振付けをどうしたらよいか、このことは歌の暗記を始めた時から、いろいろと考えました。昼間は歌の勉強で頭が一杯ですから、夜寝てから考えました。その結果、私は三歳の時から藤間流の踊りを習いましたので、踊りの手振りをいろいろ取入れて、それを音楽に合わせ、綺麗に織込んで、一通りの振付けを考え出しました。けれど最後の幕で、屏風の蔭で短刀で自害して、目かくしをした愛児の傍ににじり寄るところは、どうもうまく出来ないので、ちょうどロンドンに居られた曽我逎家五郎の奥さんのお雪さんに、私の振付けを直していただきました。これで振付けも出来あがりました。何といっても「お蝶夫人」の音楽が非常に美しく、よく出来ていますので、音楽に合わせさえすれば、心も体も自然に動けるのです。殊に最後の自害してからのくだりは、お雪さんのおかげで、音楽さえ演奏し出せば、タ、タ、タ、タともう自然に足が進むようになりました。