Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

Lesen Sie ふしぎ国探検 (ふしぎくにたんけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.118 Zeichen · 120 Bildschirme

Aozora Bunko

海底国めざして

ポーデル博士は、いつになく「知りません」と、そこでかぶとをぬいだ。

海底国めざして

すっかり空が晴れわたった。

五月の鯉のぼりが、屋根のうえをいきおいよくおよいでいる。

すがすがしい気分で、急にのびてきた雑草を分けて原っぱのまん中をいく二人は、みなさんよくごぞんじの東助とヒトミだった。

「あ、あそこにポーデル先生がでていらっしゃるわ」

ヒトミが早くも気がついた。

「おや、先生はいつもとちがって、外にでて、ぼくたちを待っていて下さる」

東助とヒトミが足を早めて先生のところへ近づいてみると、先生は愛用の樽ロケットの外側へ一生けんめいペンキのようなものをぬっている。

「先生。こんにちは」

「やあやあ、君たち、きましたね。やれやれ、私の仕事、やっと間に合いました」

「ペンキを樽ロケットに塗ってどうなさるんですか」

「これはね、今日は君たちを海の底へつれていこうと思うのです。私の樽ロケット、今日は海の中へもぐります。海水などにおかされないように、安全のため塗料をぬりました。さあ、これでよろしい。さきへおはいりなさい」

東助が先に、それからヒトミ、それから先生の順で、小さい樽ロケットの中に三人はすいこまれた。