Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

Lesen Sie ふしぎ国探検 (ふしぎくにたんけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.118 Zeichen · 120 Bildschirme

Aozora Bunko

ポーデル博士の松永さん

「見えましょう。大都会が、今こわれていくところです。市民たちは、ずんずん地面から離れていくでしょう」

「なぜ人間や建物なんかが、あのように、どんどんとんでいくのですか。はげしすぎるではありませんか」

「はげしすぎることはありません。そのわけはこうです。地球は一秒間に三十キロメートルの速さで、空間を走っているのです。重力があれば、建物も人間も、地球の表面にすいつけたまま、このすごい速さで公転していくのですが、重力がなくなると、あのとおり、建物も人間も、あとへ取残されてしまいます。そして人間もけだものも植物も、みんな死んだり枯れたりしてしまいます」

「それはたいへんですね。重力がなくなることを願ってはいけませんね」

「ははは。ほんとうは重力はなくなる心配はありません。しかしやがて、人間が発明するであろうところの重力を減らす装置を、うんと使いすぎると、あのような大椿事がもちあがるでしょう。そのことはあらかじめ、十分注意しておかねばなりません」

博士は、しんみりと警告をあたえた。

ポーデル博士の松永さん

その日、東助とヒトミが、ポーデル博士の飛ぶ樽の中へはいってみると、博士は、はだかになって着がえの最中だった。