Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

Lesen Sie ふしぎ国探検 (ふしぎくにたんけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.118 Zeichen · 120 Bildschirme

Aozora Bunko

次元のなぞ

また、三次元世界へ遠足したという話も聞いたことがないわよ」

「あははは。ヒトミちゃん、あんなことをいっているよ。君はいったことがあるよ」

「ないわよ。ぜったいにないわよ」

「あるともさ。だって三次元世界といえば、横と縦と高さの三つがある世界のことさ。人間のからだでも、木でも、マッチ箱でも、みんな横の寸法と縦の寸法と高さとを測ることができるじゃないか。つまり、ぼくたちの住んでいるこの世界は、三次元世界なのさ」

「あーら、そうかしら。ほんとですか、ポーデル先生」

「そうですとも、ヒトミさん。東助君のいうとおりです。でありますから、ヒトミさんも東助さんも三次元世界に生れた三次元の生物でありまして、今、三次元世界の中に暮しているのであります」

「まあ、おどろきましたわ。あたし三次元世界に住んでいるなんて、始めて気がつきましたわ」

「では、樽の中にはいりましょう。そしておもしろい旅行を始めましょう」

次元のなぞ

三人は樽の中にすいこまれた。

間もなく樽は横にたおれて、ごろごろころがりだした。煙突からぽっと煙をふきだしたと思ったら、早くも樽は長い煙の尾をひいて空中へまいあがった。