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Japanische Klassiker mit Furigana

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

Lesen Sie イエス伝 (イエスでん) von 矢内原 忠雄 (やないはらただお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.119 Zeichen · 436 Bildschirme

Aozora Bunko

3 復活問答――個人と神

3 復活問答――個人と神

イエスはサドカイ人との復活論戦において、「我はアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神なり」という神の言を引き給うた。アブラハム、イサク、ヤコブは親子三代であるけれども、それぞれに存在と性格とを異にし、長所と欠点とを異にする別個の人間である。神はただに人類の神たり、また民族の神たるのみでなく、同時に各個人の神である。神はアブラハムの神であり、イサクの神であり、ヤコブの神であるごとく、また太郎の神であり、次郎の神である。神は各個人一人一人の神であり、一人一人の間に人格的交渉をもち給う。神は各個人を個々的に保護し、個々的に教え慰め、個々的に話しかけ給う。したがって人もまた、各自個々的に神に対して責任を取り、また個々的に神と口をきかなければならない。神は人と個人的交渉をもち給う。それは神が単なる概念的・法則的存在ではなくして、人格的実在たるがゆえである。イエスの神は生ける人格神である。

神は個人を復活せしめる。すなわち地上生涯および復活生涯を通じて、永遠に各個人の神であり給う。人の生命は復活によりて各個人ごとに永遠である。イエスの人間観は、祖先の生命は子孫相承によりて継続せられるというごとき貧弱なる根拠による不滅論とは、全く類を異にするのである。