Japanische Klassiker mit Furigana
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
Lesen Sie イエス伝 (イエスでん) von 矢内原 忠雄 (やないはらただお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 220.119 Zeichen · 436 Bildschirme
三 外にて
汝ら強盗にむかうごとく剣と棒とを持ち、我を捕えんとて出で来たるか。我は日々汝らと偕に宮にありて教えたりしに、我をとらえざりき、されどこれは聖書の言の成就せんためなり。(一四の四八、四九)
これはイザヤ書五十三章や、ゼカリヤ書十三章七節等を連想して言われたのでしょう。無防禦の一布衣を捕えるのに、この世の勢力はかくも大げさな、しかも卑劣きわまる方法をとったのです。一人の義しき人の前に、世の権力はいかに恐怖をいだくものか! しかしその権力を、信仰の乏しき者は恐れる。前に「われ汝とともに死ぬべきことありとも汝を否まず」と壮語した弟子たちは皆、この時イエスを棄てて逃げ去りました(一四の五〇)。
三 外にて
十一弟子の逃げ去った後、捕手の者に引き立てられて行くイエス様に寄り添うて、従って往く一人の少年があった。たぶんイエスを捕えに行く群衆の物音に目を覚まして、素肌に亜麻布の寝巻を着たままで飛び出し、群衆に混じって園の入口まで来たものと見える。イエスを愛し慕う様子があらわであったから、弟子の一人に違いないと、人々が彼を捕えようとした。寝巻の端をつかまれた彼は驚いて、亜麻布を棄て真裸になって逃げて往った(一四の五一、五二)。