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Japanische Klassiker mit Furigana

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フレップ・トリップ

フレップ・トリップ

北原 白秋

Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme

Aozora Bunko

「もうひとつ。」

帯も……十勝……に…………

その…ま……ま……ねむ…ろ………

落石…イイ……なみだ…は…………

ほろい……ず……ウウウ…ウ…み……

「うまいぞッ。」と声がかかる。拍手拍手。

「ええ、今度は新潟甚句。」「ええ、さてその次といたしまして三がい節。」「関の五本松。」「さのさ。」「喇叭ぶし。」「キンライライ。」「へらへらへ。」「八木ぶし。」

鈴木主水というさむらいは

女房こどものあるその中に、

きょうもあすもと女郎買いばかり。………

カッタカタア、カッタカタ。

「ええ、こんどはストトン節、籠の鳥、枯れすすき、鴨緑江、まったく以て休憩なしのぶっつづけとござい。」

それがやっと済むか済まぬに、また姿勢を立て直すと、やりもやったり、

「ええ、さて、今度も一人で代りあいまする事なり、流石に代りばえもいたしませぬが、えへんのえへんのえへん、烏賊捕口説とどうじゃいな。」

励む、サーイ、励む励むと烏賊釣商売、今日はよい凪、日も入りござる。勝浦、法木の島船、小船、浦の真船の出鼻を見れば、姐も妹も皆乗り出して、艪をおし押し、にまきの先に、おせなおせなとさぶかぜ通れば、凪もいし、かつまを通れば、せじた宵烏賊、せがらし宵烏賊、ながせながさき流れて通れば、風は南風で、下り帆が早い、おしゃく沖から錨を下ろす。