Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
まんじ
卍
谷崎 潤一郎
Lesen Sie 卍 (まんじ) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 133.618 Zeichen · 258 Bildschirme
」「とうちゃんはまた、今日あの着物着て行きはったいうのんはほんまに運が強おまんなあ。奥様迎いに行ったげへん、どうなと勝手にせえおいやして構わんとお置きやしたら、どないなりましたやろか?」「うちかってよっぽどそないしたげよ思てんけど、最初はさっぱり何のこッちゃ様子分れへんし、電話口で泣き声出してはあはあいうてやよって、ただもうびッくりしてしもてん。それになんぼ憎たらし思てもやっぱり心から憎む気イになれへんさかい、裸でふるてやる姿眼エの前にチラついて、可哀そうで可哀そうでいても立ってもいられへんようになって、……そらお梅どん、ハタから見たら阿呆らしやろけど、そんなもんやし。」「そらなあ、そうでおまッしゃろとも。……」「それにどうやろ、自分のもんばっかりか男のもんまで持って来いいうたり、電話口でこそこそ相談し合うたり、まるで人に見せつけるような真似シして、どんな顔してそんなこといえるのんやろか。人の前では『姉ちゃん姉ちゃん』いうて、『あて姉ちゃんより外に自分の肌見せたことない』いうてたくせに、二人裸にされてる恰好見てやりたいわ。」もうその時は無我夢中でいろんなことをしゃべってましたよって、何処を走ってたのんか分れしませなんだが、堺筋から清水町辺を西い曲ったらしいて、向うに心斎橋筋の大丸の灯がちらちらしてたのん