Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(三)

佐々木 味津三

Lesen Sie 右門捕物帖(三) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 241.558 Zeichen · 480 Bildschirme

Aozora Bunko

のぼせたことをいわずと白状しろい! 吐きゃいいんだ! すっぱりどろを吐きなよ!」

「いいえ、申しませぬ! お気にさわったつらをしているかもしれませんが、このつらで引き受けたんじゃねえ、男と見込まれて頼まれたんだッ、割らぬといったら命にかけても口を割りませぬッ」

「ぬかしたなッ。ぬかさなきゃぬかせる手があるんだッ。ぴしりとこいつが飛んでいくぞッ」

あまり飛ばしがいもなさそうな十手を打ちふり打ちふり威嚇したのを、

「ウフフ。よしな、よしな。伝あにい、手はあるよ。右門流には打ち出の小づちがいくつもあるんだ。ちょっと用があるから、こっちへ来なよ」

なにごとか早くも思いついたとみえて、さわやかに微笑しながら、不意に伝六を五、六間向こうへいざなっていくと、三人の町奴たちをあごでさし示しつつ、そっとささやきました。

「あいつを見ろよ。ね、ほら、変な物をいじくっている野郎がいるよ。あれをよく見ろな」

「なんです? どれです? あいつとはどれですかい」

「子分だよ。あの左に立っている子分の野郎が、目をつりあげやがって、出したり入れたり手のひらの上でさいころをいじくっているじゃねえかよ。